豊中むげん学習こだわりポイント【その1】
こんばんは!小田原です。
晴れた日の夜風が心地よい季節になってきましたね🌙
梅雨明けまでもう少々でしょうか☔️
さて、本日はフリースクール豊中むげんの学習に関するこだわりポイントを1つ紹介させてください!「勉強の仕方に悩んでいる」「欠席が続いている、でも勉強はあきらめたくない」という方の参考になれば幸いです。
こだわり①主体的な学び方を身につける
目指すは「誰にも依存しない主体的な学び」です。
私のしょうもないエピソードに付き合ってください。
時は2008年6月、
「う、うそだろ…」
絶望に満ちた私の、漫画のようなつぶやきが数学のテスト中だった教室にそっと響きました。
数学が苦手で先生の話はうわの空、ノートを思考停止で写したり写さなかったり。ワークの答えだけそのまま覚える。そんな状態を放置した私は、ワークと全く同じ問題が1問も出なかったことで、試験当日は1問も解き方が分かりませんでした。テスト作成がワークと全く同じ問題を出していた先生から違う先生に変わっていたのです。
「ふ、不覚…」
記号問題を全てアで埋め、空虚な時間の中で無意識につぶやくと試験監督の先生に睨まれました。
……
時は経ち、教員になっても反省はしていません。(反省しろ)
教員という立場から身をもって感じたことがあります。
「一斉授業は子どもたちが受け身になりやすい構造である」
一斉授業では1人の教師が40人に知識を伝達し、生徒がそれを受け取るという構図。これでは子どもたちが受け身の体勢を取らざるをえません。
しかも、教えるのがうまい先生や分かりにくい授業といった「格差」を
「受けている」と子どもたちが感じやすくなってしまいます。
自分で学習をコントロールできない受動的な状態になることで不必要に他者に依存してしまう危険を感じます。
思考停止になるな、考えろ!と生徒にいうのではなく、仕組みを変える必要があります。
なかなか変わらない(先生方の工夫と研究によって変わりはじめている現場もあります)のは、テストの点数至上主義の受験システムや40人学級との相性の良さもあると思います。
私はこの状況を危惧します。変化の激しい時代の中、子どもたちが学習に費やす時間に対しての、主体性を育む機会が不足してるからです。
自分の人生なのですから、自分で問題解決に取り組み、自分で選択していく力「主体性」をつけていってほしいという思いがあります。
生きていくために、テストの点数よりも重視すべきは主体性を育む教育だと考えます。
そうはいっても社会の変化と同じスピードで教育システムは変わらない。ペーパーテストが存在する以上、生徒さんも保護者の方も誰でもテストの点数は気になると思います。
そこで豊中むげんでは、
主体的な姿勢で、目の前のシステム両方に対応できるような学び方を生徒さんに提案します。
主体的な学び方
①個々の目標を設定②目標までの道のりを考える(学習計画の設定)
③目標の前に立ちふさがる「わからない」を把握する(問題の内容や特徴を考える力にもなる)
主語は全て「生徒さん自身」です。自分で考えてみる。そうすると、自分に合った勉強法が見えてきます。モチベーションも向上します。自分に合った勉強法が確立できれば……それはそれは楽しみです。ゆっくり着実に主体的な学び方を身につけていければいいと思います。
また、道のりの途中で失敗が多いほど自分のスタイルは磨かれていきます。
支援者の留意点
目標達成のための手段はたくさんあるはずなので、教師は自分の答え(大抵は経験から来る)を押し付けない、かといって見守るだけではなく、一緒になって生徒の内側から発見を促していく、きっかけを与える声かけをしていく姿勢を大切にします。
環境・人の依存を受けにくいかつ、一生かけて磨かれていく学び方です。ご家庭でも実践可能です。私も日々の学びの中で自分のスタイルを磨いていきたいと思います。
最後までご高覧いただきましてありがとうございました!
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